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不器用なガジェットの愛おしさ

新規事業「ノボル電機製作所」立ち上げPJ参画、戦略設計、クラウドファンディング企画実施支援、Webサイト制作|株式会社ノボル電機

Creative Work 2022-

株式会社ノボル電機が2022年に新たにローンチしたBtoC事業「ノボル電機製作所」の立ち上げPJ参画、戦略設計、クラウドファンディング企画実施支援、Webサイト制作を担当しました。

もともとBtoB向けの拡声器事業を展開していたノボル電機が、「一般のお客さまにも拡声器の良さを届けたい」という想いから始まった今回の新規事業。その事業の戦略設計からコンセプト考案、そして製品企画にも参画し、立ち上げたのがブランド「ノボル電機製作所」です。

「ノボル電機製作所」のコンセプトは、“不器用なガジェットの愛おしさ”。あえて最新技術とはすこし距離をおき、物質的で無骨な魅力にフォーカスした製品を届けています。

ブランドのアートディレクション・デザインは、デザイナー・作家として活躍する橋本太郎さんが制作。ノボル電機が1970年代に制作していた拡声器のロゴや文字の独特な風合い、そして創業当初“ノボル電機製作所”と名乗っていた1950年ごろの製品パッケージから、インスピレーションを受けて完成したのが今回のロゴデザインです。代々の技術と想いを過去の製品やそのパッケージからも受け継ぎながら、現代のインテリア雑貨としてなじむようにインダストリアルなテイストを加えました。

ノボル電機は昭和20年に創業して以来、75年間、拡声音響装置ひと筋で歴史を紡いできた

まずはじめに一般のお客様にブランドを認知してもらうために開始したのがクラウドファンディングです。「ノボル電機製作所」の最初の製品『無電源パッシブスピーカー「拡音器」NMP-001』を軸にクラウドファンディングを行った結果、目標金額をはるかに超える、792%もの支援が集まりました。

ノボル電機製作所の最初の製品『無電源パッシブスピーカー『拡音器』NMP-001』。商品撮影、製品商品映像の撮影・編集は小泉優奈さんが担当

そしてブランドの販路として、Webサイトを2022年11月にオープン。Shopifyで制作を行うことで、ブランド公式サイト・ECサイトを集約した仕様となっています。

ショッピングカートは、アイテムを入れると拡声器がカートに入るデザインになっている
いままでの歴史、そしてこれからの目標を漫画形式で読み手に楽しんでもらえるよう工夫を。イラストは橋本太郎さんが制作

今後も新製品の発売、実店舗の正式オープンなど幅広い展開を予定しています。

Credits

クライアント:株式会社ノボル電機
プロデュース・戦略設計・クラウドファンディング企画:新田(Camp Inc.)
アートディレクション・デザイン:橋本太郎
撮影、映像制作:小泉優奈
Webディレクション:金田ひかり(Camp Inc.)
Web開発:林田隆宏(idiomatick)

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