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Camp Inc.

渋谷の玄関口にドーンとアートを描く

東急東横店クロージングプロジェクト企画「#東横デパート壁ドーン」

Space Produce 2020

85年ものあいだ長きにわたり、渋谷の玄関口として多くの人々の生活を彩ってきた「東急百貨店 東横店」。そのクロージングPJ「#東横デパート閉まるってよ」の最終企画として実施された「#東横デパート壁ドーン」の企画、コーディネーション、制作、PRを担当しました。

「SHIBUYA」をテーマに、昭和29年(1954)から東横デパート支え、と渋谷駅と東横店をつないできた西側階段の壁に、8組のアーティストがペインティングを行うという本企画。参加アーティストは、本プロジェクトのキービジュアルを担当した松本セイジさんをはじめ、一般公募から片岡亮介さん、Ayumi Kubotaさん、Haruharuさん、まちだ美穂さん。また、多くの漫画家・小説家などが所属するクリエイティブエージェンシー「コルク」のやじまけんじさんとつのだふむさん、アートやものづくりを中心に文化の土壌をつくるWebマガジン「KAMADO」より菅隆紀さんが参加。東横デパートの想いが未来へつながることを願いながら、気鋭の作家たちが思い思いに描いた「これまでの渋谷、これからの渋谷」を発信しました。

なお、本企画が行われたのは悔しくも、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛の最中でした。本来、パブリックな場で行うライブペインティングとして、多くの人に直接アートを楽しんでいただく予定でしたが、来場者やアーティストが安心して楽しめる場づくりをいちばんに考え、SNSや配信を通じての発信にシフト。最終的に同プロジェクトは、「#東横デパート閉めるってよ」と通算で、ツイッターのインプレッション数を約3.7倍、月間リツイートを14倍以上とするなど、全館で展開したクロージングPJを広く周知する結果となりました。

3F/4F 『しぶやのしくみ』
アーティストのグッズ、CDなどのグラフィックデザイン・イラストレーションを手がけるデザイナー/イラストレーター・Haruharuさんによる作品。
4F/5F 『ハチ公、ご主人を探す旅へ』
フェリシモ猫部で連載中の「猫のおふくちゃん」が人気を集めるマンガ家・やじまけんじさんによる作品。
4F/5F 『りさこのルール』 by つのだふむ
LINEマンガにて「りさこのルール」を連載するマンガ家・つのだふむさんによる作品。
5F『Curiocity』 Ayumi Kubota
ファッション的な視点で描くイラストで、アパレルブランドのウィンドウディスプレイ、CDジャケットなどを手がけるイラストレーター・Ayumi Kubotaさんによる作品。
5F/6F『SHIBUYA People』 
ニューヨークタイムズ紙やマクドナルドなど国内外のさまざまな分野のアートを手がけるイラストレーター・松本セイジさんによる作品。
6F『花の都』 
テキスタイルデザインの知識をベースに、植物や花をモチーフとした作品を描くイラストレーター・まちだ美穂さんによる作品。
6F/7F『WALKING HEADS: 2020』
ドローイングを軸としたペインティングやインスタレーションなどの手法を用いた表現で、広告やCDジャケット、カルチャーマガジンなどへの作品提供も行う
グラフィックデザイナー/イラストレーター・片岡亮介さんによる作品。
7F/8F『GARDEN』 
自らの存在を路上に記述するグラフィティの表現を参照しながら、人間の根源的な行為や欲求をテーマに、絵画的技法を用いた表現活動を続けるアーティスト・菅隆紀さんによる作品。

Credit

主催:東急百貨店
企画・運営:Camp Inc.
プロデュース:新田晋也(Camp)、横田 大(Camp)
プランニング:新田晋也(Camp)、横田 大(Camp)
ディレクション:服部優稀(Camp)、澤木美奈(Camp)、金田ひかり(Camp)
協力:株式会社コルク、ウェブマガジン「KAMADO」
イラストレーション:松本セイジ

《参加アーティスト》
松本セイジ、片岡亮介、Ayumi Kubota、Haruharu、まちだ美穂、やじまけんじ、つのだふむ、菅隆紀

Link

85年の老舗百貨店の壁にフリーペインティング!「#東横デパート壁ドーン」で生まれた作品をご紹介します
https://note.com/campinc/n/n3ce278f24394

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